インドを撮り歩いて(31日目)

at Ahmedabad

インドの宿事情はまさにピンキリだ。
街にもよるが、最安と言われる部類ならば日本円で150円程度から見つけることが出来る。
安かろう悪かろうという言葉通り、安宿は共同部屋で、お湯は出ないのが普通。
安くて個室だとしてもダニ、南京虫、蚊などの不快要素が付いてくる。

自分は今回は完全な一人旅、そして写真旅が目的。
ある程度の保険には入ってきているし、予防接種も基本的な物は受けてきているが、何かがあれば基本は自分一人で解決しなくてはいけない。
その為、宿を選ぶ最低条件として、個室である事を条件にしていた。
せめてものパーソナルスペース、リラックスできる宿という環境をケチった結果、疲労や小さな不快要素の蓄積で体調を大きく崩しでもしたら、写真どころか旅自体が難しくなる。
また、一眼レフを毎日ぶら下げて歩いていて、撮影機材もいくつかある以上、セキュリティにも配慮したかったのが理由。
といっても、インドでは、宿の人間が寝静まった客室の鍵をそっと開けて盗みを働く・・・なんてのはザラに聞く話ではあるが。
その為、自分も宿の人間の挙動や部屋の鍵が不安な場合には、自前のチェーンロックを扉にかませたりといった防犯対策をしていた。
カメラや機材は勿論だが、パスポートが盗られでもしたら洒落にならない。
一人異国の地、用心には用心をしても超したことでは無い。


・・・だが、昨晩はまさかの自体が発生。
そこまで用心していたにも関わらず、不法侵入する輩がいたのだ。

深夜、蚊に悩まされつつも寝ていたところ、エアコン(追加料金を払っていないので使えない)付近から物音がする。
うとうとしつつも気のせいかと思うが、明らかに異常な物音。流石に目も覚める。

電気を点け、物音の方向を見ると、体長は20cm以上もあるトカゲというか、イグアナというか・・・。それらしき爬虫類。
明かりに驚いたのか、またエアコンの中に入り込んでしまう。
浴室の天井にあった通気孔からの侵入だとは思われるが、想定外の事態。
追いだそうにも、どんな危険性があるか分からない。というか、そもそも出てこない。

幸い、両者(自分 VS アンノウン爬虫類)ともに相手にビビっているので大丈夫だろうと無理矢理に理由をつけ、再び就寝。
・・・が、エアコンの中で動き回っているのかとにかくうるさい。
更にここに来て、蚊の攻撃も激しくなる。
蚊取り線香(製品名:Good Knight)様、頼むよと思いつつ、アンノウン爬虫類と蚊に悩まされながら寝たり起きたりを繰り返し、寝たのか寝ていないのかよく分からないまま朝を迎えた。


気がつけばアンノウン爬虫類も立ち去っていたらしく、起き上がり顔を洗う。
睡眠不足のせいか、体調もイマイチ優れない。先日の体調不良がぶり返したのかもしれない。
明後日の移動に備えて、もう少し落ち着いて休めるホテルへ移動しておくのも悪くしれないと考えながら洗濯を済ませる。


ATMで現金の調達と水を買いに出る。時間は10時前、既に気温は30度を超えていてかなり暑い。
ATMでは、中にいた警備のおっちゃんに写真を撮れと頼まれる。いいけど警備しなさいよ。
at Ahmedabad


用事は済んだが、睡眠不足が原因かどうにも体がダルく眠い。
もう少し休んだほうが良いかと宿に戻り、アラームをセット。1時間ほど横になる。
きっちり1時間で目覚め、洗濯物を取り込んだり荷物を片付けている間に時間は12時過ぎ。

やはり体調を最優先し、宿の変更を決意。
ザックを背負い宿の受付へ。当初は4日宿泊の予定で話をしていたが、2日分をキャンセルしたい旨を伝え、2日分の料金を返金してもらう。
正直、返金のやり取りはかなり揉めるかなと思っていたが、あっさり返金。拍子抜けはしたが、ありがたい。
宿を出、適当なリクシャを拾い、目星をつけていたホテルへ。

入り口に近づくと、中にいるスタッフがドアを開けてくれる。
ホテル内はとても清潔で、横にはベーカリー、スタッフの対応もとても丁寧。
チェックインを済ませ、Wi-FiのPinコードとシリアルが書かれたカードをもらい部屋へ。
室内は勿論快適で、お湯も滞り無く出る、バスタブもある。最高だ。
昨日までの宿の3倍近い料金なので当然といえば当然ではあるのだが、残り2日はしっかり体調を整える為にも多少の贅沢は有りだろう。
駅に近い事も、明後日の早朝出発には有難い。


部屋で少し休憩した後、昼食がてら散策へ。
宿付近はバザール・問屋街でもあるので、実に賑やかだ。
積み上がった荷の上で荷さばきをするおばちゃん。買い物の休憩中らしい親子。
車で買い物中の家族、警備のおっちゃん。色々な人に出会い、軽く言葉を交わし、シャッターを切る。
at Ahmedabad

at Ahmedabad

at Ahmedabad

at Ahmedabad


警備のおっちゃんは、最初は「どけどけ、邪魔だ!」的な扱いだったのだが、
横にいた人に、撮ってもらえよ!的なことを言われると、照れながらポーズを決めてくれたので、さっと一枚撮り背面液晶を見せると、
気に入ってくれたらしく「ハァーッハァッ!!(超笑顔)」といいつつ、背中を叩いてくれた。
at Ahmedabad


行き先も決めずぶらぶらと歩いているうちに、昨日も歩いた通りに出ていることに気がつく。
昨日レッドブルを買ったショッピングセンターをやや遠目に見つつ歩いていると、ちびっこ達に囲まれる。
皆愛嬌のある子達で、なんだかんだと遊びつつ、写真を撮る。
at Ahmedabad

at Ahmedabad

at Ahmedabad

at Ahmedabad

at Ahmedabad

at Ahmedabad


ちびっこ達と別れ、そのまま更に先へ。
この先には湖のある公園がある事は把握していたので、目的地へ向けてほぼ一直線の道をひたすら歩き、公園入口へ。

入り口にはチケット売り場とセキュリティゲート。
チケット(10Rs)を買い、セキュリティチェックを通過し公園内へ。

公園内は有料エリアだけあってそれなりに施設も整っている。
西陽を浴びながら、園内を散策。
at Ahmedabad


湖畔にとても魅力的なアトラクションが・・・!!
非常にやってみたくはあったが、流石に勇気が足りず。というか、子供専用か。
at Ahmedabad


夕陽をぼけっと鑑賞した後、公園を出、入り口ゲート横に出ている露店で水とお菓子を買い込み、来た道を戻る。
なぜお菓子なんかを買い込んだかというと、昨日も出会った、家族写真に発展した可愛いちびっこ達の家・・・というか居住場所が帰り道にあるからだ。
どうにも彼女達の笑顔がもう一度見たくなり、どうせ会いにいくならお菓子の一つや二つ(もっと沢山だが)お土産にしても悪くは無いだろう。


しばらく歩き、そろそろこの辺りかな・・・?と思っていると、遠目にこちらを見つけてくれ、走り寄って来る。可愛い。
ご家族の皆も気づいてくれ、声を掛けてくれる。
お互いに笑顔で「ハロー!」と挨拶しつつお菓子プレゼント。素直に喜んでくれる。可愛い。
at Ahmedabad

at Ahmedabad

at Ahmedabad

at Ahmedabad


自分がヒンディーを喋れないので、言葉でのコミュニケーションはあまり取れないのだが、ちびっ子と遊ぶのに言葉は必要無いのは万国共通か。
昨日はいなかった子達も「フォト!」と声を掛けてくれたので、一枚撮り、背面液晶を見せると、えらく喜んでくれる。可愛い。

何人かの子達が紙に何か書いているので見せてもらうと、勉強中の様子。
勉強頑張れよーということで、ボールペンプレゼント。飛び跳ねて喜んでくれる。これはこれで大変嬉しい。
すると、その子達が紙に何かを書く仕草をしながら「フォト!」と、どうやら、もらったペンでノートに何をか書いているところを撮って欲しいらしい。可愛い。
at Ahmedabad

at Ahmedabad

at Ahmedabad


しばらくちびっこ達と遊んだ後、お菓子ちゃんと皆で食べろよーと、ジェスチャー混じりで伝えつつ別れる。
(このちびっこ達の写真で本当に気に入った一枚があるのだが、諸事情でここには掲載できず。また違った形で出す予定。)


なんとなく晴れ晴れとした気持ちで駅方面へ歩いていると、ちょうど近くをリクシャが通りかかったので拾い、駅方面へ向かってもらう。
値段交渉をせずに乗ってしまったが、まあ距離的に20~30Rsだろうと予測。
アーメダーバードではリクシャの値段でふっかけを食ったことはなかったので、とりあえずそのまま乗車。

駅前で軽く買い物をしたかったので、適当な場所で止めてもらう。
「ありがとう、いくら?」「30 Rs!」「ほい(30Rs渡す)」「ヤー!」「どーもねー」「ヤー!(手を振りながらリクシャ疾走)」。
ノリの良いおっちゃんだ。


駅前の活気あるバザールでアレコレと買い物を済ませる。
雑居ビルから何から何まで集合率が高いのは流石インド。どの街でもコレは基本変わらない。
at Ahmedabad


宿に戻り、バスタブに湯をはって一ヶ月以上ぶりの湯船。極楽。
インドではお湯が使えると聞いた宿でもシャワーが温水じゃないことが多く、備え付けのバケツにお湯を溜めてそれを手桶で・・・なんてのは普通なので、途切れなくお湯の出るシャワーも相当凄いが、まさかの湯船。
湯船につかっていると本当に気持ちが良く、かなりの汗が出る。


ご機嫌な風呂上がり、ソーダ割りを一杯。美味い。死ねる。
が、どうにも調子が悪い。熱っぽいというか、ダルさと不快感。
考えられる事は一つ、のぼせたか(笑)

これ以上の酒は止めておき、大人しく水を飲んで横になっていると大分回復。
とは言え、やはりまだ体調は万全では無い様子。
今日もなんだかんだと午後からは炎天下でずっと行動してしまったのが響いているのかもしれない。

明後日は早朝からの移動日、せっかくの良いホテルに滞在している事だし、明日はしっかりと体を休めても良いかもしれない。