インドを撮り歩いて(33日目)

at Mumbai

早朝というか深夜というか、3時半過ぎに起床。買い置きのバナナをかじり、パッキングを済ませたザックを背負う。

今日は最終目的地、ムンバイへの移動だ。
2日過ごした(超)快適なホテルを出、アーメダバード駅へ向かう。
インドの鉄道はほぼ24時間稼働しているため、この時間でも駅前は客待ちのリクシャでごった返している。
at Ahmedabad

駅の掲示板を確認し、自分の乗る列車を確認。
プラットフォームに降りると、始発駅だけあって電車は既に到着していた。

自分の乗る車両を探しつつ、キオスク的な売店でビスケットを購入。
車両に貼りだされている予約表を確認し、乗車。旅程は8時間弱、いざムンバイへ。
at Ahmedabad

予約した座席は、日本の安い高速バス程度の座席幅、窮屈とまではいかないが、快適でもない。
とはいえ、暑いこの地域でエアコンがついてるだけで大分快適だ、現地では高級の部類に入る。

途中、Gが壁を這っていたり、床をネズミが疾走したり、足に違和感を感じたら子ネズミが自分の足をよじ登っていたり、そこは流石のインド感。
アーメダバードからは一気に南下している為、外の景色もどんどんと南国感を増していく。

列車はほぼ予定通りにムンバイ・セントラル駅へ到着。
流石はインド有数の国際都市、駅も現代さを感じる。
at Mumbai

駅外観、割りとこじんまりとした印象だ。
at Mumbai

ムンバイ・セントラル駅から出て外を少し歩くと、これまでのインドの都市とは全く印象が違う。
道路はほぼ全て舗装整備されているし、他の都市のような埃っぽさも少ない。
建物はイギリス植民地時代の趣を残したものが多いし、リクシャで溢れかえる雑多な道ではなく、タクシーが走り抜ける光景はまさに「都会」の印象だ。
首都であるニューデリー駅とその周辺と比べると、外見だけならばムンバイの方が首都と思える。
at Mumbai

ムンバイに大きな駅は2種類有り、一つは自分が今日アーメダバードからの列車を降りた「ムンバイ・セントラル駅」、
もう一つがその建物自体が世界遺産になっている「チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス(旧名:ヴィクトリア・ターミナス)駅」、現地ではCSTという呼び方が通じやすい。

街の中心部もCST付近にある為、タクシーを拾って向かう。
ムンバイの都市中心部はリクシャよりもタクシーが移動手段の中心。というのも、ムンバイ都市中心部へのリクシャ乗り入れが禁止されているからだ。
そのせいもあってか、中心部の交通は整理されているというか、割りと整然としている。
at Mumbai

CST駅近くに到着し、少し歩く。
遠目にもその建物の一部が見えてはいたが、実際に目の前にすると圧巻。美しい。
これが現役の駅として機能していることに違和感すら感じてしまう。
at Mumbai
at Mumbai
at Mumbai


CSTの写真を撮っていると「Japan?」と声を掛けられる。
振り返ると、クルタパジャマを着た一人の男性。手に持った木枠の箱には「Lucky Stone 10Rs」と書かれている。
at Mumbai

正直、「うわあ、うさんくせえ」と思いつつ少し話をしてみると、彼の話す英語はとても聞き取りやすく、多少の日本語もでき、日本に滞在していたこともあるらしい。
写真を撮ってくれというので一枚撮ると、お礼にとのことでLucky Stoneをくれた。売り物を良いんだろうか。
一応お礼を言い受け取ると、「これからどこに?」という話から地図を見せると親切に道を解説してくれた。
ありがとう、Lucky Stoneさん。その後、もう少しCST駅を撮りつつ横目に見ていたが、売れ行きはイマイチの様子、大丈夫だろうか。

その後、ムンバイ中心部と郊外を繋ぐローカル線にのる為、最寄りのチャーチゲート駅へ向かう。
at Mumbai

ムンバイセントラル駅へ着いたのが12時過ぎで、現時刻は14時を回っており流石に腹も減る。
チャーチゲート駅はすぐそこという場所には来ていたが、一旦はそのまま通り過ぎ、美味しいと評判のレストランに立ち寄る。
ザックを背中に背負い、カメラとサブバッグを体の前面にというバックパッカー度120%の姿で入ったは良いが、思ったよりちゃんとしたレストラン。場違い感に若干焦る。

・・・門前払いだった訳でもないし大丈夫だろうと席につく。
1ドリンク、ビールもサービス内というので、喜んで頂く。
普通のインドの都市ではここまでオープンに飲酒は難しいが、国際都市で観光客も多く、多種多様な人種のいるムンバイ、あまり気にもしないのだろう。

基本ビュッフェスタイルとのことなので、ここぞとばかりに頂く。
ビールと一緒に出てきた前菜は勿論、どれもこれも本当に美味い。
写真が無いのは、店の雰囲気を考えた事と、食べるのに夢中になり過ぎていたからという笑い話。
ちなみにお値段は600Rs、自分の渡航時で日本円で約1,000円、地方の街にある安食堂なら一食60円ほど、そう考えるとかなり高い食事だが、全く気にならないレベルのクオリティだった。

店を出、満腹なせいもあって余計に重く感じるザックと荷物を背負い、地図を確認。
すぐそこが海であることは解っていたので、いざマリーンドライブとバックベイへ。

周囲に何も無い海岸道路なのもあるが、吹き抜ける潮風が気持ち良い。
at Mumbai

写真を撮りつつ、しばらくマリーンドライブを散歩した後、チャーチゲート駅へ戻る。
切符を購入し、予約した宿のあるアンデリー駅へ。
インド随一の経済都市ムンバイ、他の都市と比べると驚くほど宿が高い、そして混んでいる。
中心部に宿が取れればそれに越した事は無いのだが、何せ高額、圧倒的な需要過多の為にサービスもイマイチ。高級ホテルに泊まれるほどの予算も無い。
ならば多少離れていてもそこそこの値段でそこそこの宿が良いということで、前の滞在都市アーメダバードで郊外のホテルの予約を既に済ませていたのだ。


チャーチゲート駅からはローカル線を使う。インドの列車は基本混雑するが、チャーチゲート駅が始発駅なので楽だ。
at Mumbai

電車に揺られ30分ほど、目的のアンデリー駅へ到着。
郊外とは言っても一応はムンバイ郊外、そこそこに栄えている印象だ。

駅近くのリクシャ連中に声を掛けるが、どうにも反応が渋い。
帰宅ラッシュ(通勤・帰宅ラッシュがムンバイには存在する)の時間が近いせいか、手堅く現地人のみの商売にしたいのかもしれない。

地図を確認すると宿までの距離は3kmほど、探索がてらに歩いて向かうことに決める。
1.5kmほど進んだ当たりで一休みしていると、ちょうど一台のリクシャが通りがかり止まってくれた。
宿の名前を伝えるもドライバーのおっちゃんは知らないとの事なので、とりあえず目印になる近くのレストランまで行くよう頼み、そこからは足で探す事にする。
宿の情報収集をしていた段階でも分かり難い場所にあるとは聞いていたが、確かになかなか見つからない。

宿周辺をウロウロと探しまわっていると、近くの建物前にいた警備員のおっちゃんに声を掛けられる。
確かに、外国人がそこら辺を徘徊して、何度も自分の目の前を通りがかっていたら不審だ。

「何しているんだ?」とおっちゃん、「いや、○○って宿に行きたいんだけど見つけられなくて」と伝えると、「OK、ついてきな!」とノリの良い返答。ありがたい。
おっちゃんのお陰で無事宿に到着し、チェックインを済ませる。
普段は宿にザックを置き、カメラとサブのショルダーバッグだけで行動しているので、ようやくザックを下ろせる開放感。

案内された部屋はコンパクトだが、清潔でお湯も出るし、Wi-Fiもそれなりに高速、共有冷蔵庫も有って、空港に近く帰国時にも便利。
近くには飲み物や雑貨を扱うストアや、サブウェイ、マクドナルドもある。素晴らしい。

荷物を降ろし、晩酌の為のソーダ調達(ウィスキーのフルボトルは常にザック内に一本はキープ)に周辺を散策。
宿近くの風景。経済都市らしい高層ビルとこんな光景が混在するインド、ムンバイ。
インドらしいカオスの一面。
at Mumbai

宿から駅と反対方向に歩くこと数分。近所に酒屋発見!最終目的地にしてこの素晴らしさ、帰国までの間は快適に過ごせそうだ。
インドは基本的に酒の入手が難しいのだが、この旅中、酒不足で悩んだことは殆ど無かった。
同じくインドを長期間滞在したことのある友人(酒好き)と話すと、「なんでそんなに酒見つけられんの!?」と本気で不思議がられるが、バッカス神のご加護だろう。

ビールを買って宿に戻り、シャワーを浴びてからの至福の時間。
小腹が空いたので、近所のサブウェイへ。
at Mumbai

前にも「インドでは宗教的な理由もあって、食事はベジ・ノンベジで区別されている事が殆ど」と書いたが、それはサブウェイでもマクドナルドでも同じ。
ここのサブウェイも看板のメニューにはベジ・ノンベジどちらもメニューもあったのだが、入店即「ノンベジだけだよー」と店員の声。
その意気や良し、肉をくれ。

ということで、サンドイッチを買って帰り、ハイボールで続きを楽しみつつ、データ整理。瑞々しい生野菜の美味さが堪らない。
明日はムンバイ中心地を歩きつつ、市場で土産物の買い足しでもしようと思う。

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